1998/09/24(木)
快適に目覚めると、おお水量がほぼ平水に戻っている。高曇りで明るいし、林道終点から本流を狙います。ここから気持ちの良い登山道が大鳥池まで続いています(コースタイム3時間30分)。なにぶん年?なもんで体調が良かったら、ということに。
[写真=本流、いいポイントですが] [写真=ブナ林のすばらしいトレック] [写真=本流、いいポイントですが]
本流大場所のど真ん中から「ちび」のアタックのみ。けっこうしんどいヘズリ、や高巻をしてるんですが・・・。まあ、この高巻も倒木を見つければキノコ探し。登山道に上がっても前後左右上下きょろきょろと山の幸探し。これが楽しいんですが、足元ずるっ、おっとヤバ。
そうこうしていると、最後の支流分岐。ここから本流は七ツ滝沢と名を代え、源流域となります。自主規制によりこれ以上は狙いません。大鳥池まで1時間30分。現在11:00。
「よし、タキタロウに会いに行くか!昼メシは池畔で。」
[写真=七ツ滝の大滝] [写真=七ツ滝F4上から、下のプールが魚止め] [写真=岩清水]
巨大なブナ林の中、岩清水の沢を中心に九十九折の急登です。
曲がるたびに冷たい水が(^^)。最上部の湧き出し口では何と水温7℃。山腹大崩壊による堰止湖ということで、池の流れ出しは七ツ滝という爆流帯です。大滝は35mはあるでしょうか。立派な滝です。冷たい水に助けられて、予定どおり12:00池に到着。対岸の沢の流れ込みでランチタイム。あー、つかれた。

[写真=大鳥池] [写真=以東岳を望む] [写真=インレット]
ネギ1本入りラーメンをすすりながらも、視線はインレット域のライズを求めて・・・。
ふと背後の沢を見ると、うーんあの山裾の谷入り口まで1kmくらいか。台風の出水後だし、きっとオレが初めてだろうし・・・、自主規制を停止して?もう「舌なめずり」はしない、と誓って探ってみます。インレット周辺は伏流状態ですが、次第に水量も増え渓相も良くなります。
最初の大場所。水深もあり、大きな倒木が沈んでいます。ピチョッ、チビがフライのテールを咥えます。当然フッキングはさせず。3投目、3回目のピチョッの後で突然「ゴボンッ」と大きな波紋が!すかさずキャスト「バコンッ」きました。
おお、タキタロウ か?
[写真=タキタロウ?] [写真=タキタロウ?]
9寸の魚体は腹も含めて全体に茶色で、体表は非常にヌメヌメしておりウロコ感は全然ありません。斑紋もなんか変です。このあたりのイワナとは全然違う趣。ううむ、これは・・・。
ものすごい出方とファイトは久々の感動であります。大暴れで写真もなかなか撮れず苦労しました。最初 の「ゴボンッ」は、きっとチビがはしゃいでいたので、深みからヌゥーっと出てきて、まずチビを追い払ったのでしょう。
[写真=フツーの良型] [写真=沢] [写真=沢]
この後「ここに居なかったら」ポイントで同寸を2尾ゲット。1尾は腹がオレンジのこのあたりの沢イワナがそのまんま大きくなったヤツ(残念ながら写真失敗)。もう1尾はいかにも本流というか湖水育ちの雰囲気で体高もあり、青っぽい背と白い腹(写真上左)。これら3尾が全然違う雰囲気だったのが不思議です。3尾とも完璧な体型・ヒレで、またそのスゴイ出方といい、まさに野生そのまんま。
その他2尾バラシましたが、そのうち1尾は一度フッキングしてバチャバチャ・フッ・・・でしたが、再キャストに何とまた食いつきました。これはさすがに来ると思っていない(再キャストは習性)ので再バラシ・・・。これは初体験です。
いずれにしても、時期・タイミングですし、何よりここは東京から車で7時間・徒歩3時間以上の北海道より遠い所。
しかし、スゴイ体験でした。帰路は足取りも軽かったのですが、翌日からは筋肉痛で・・・・。

註)一応、当ページにおける「タキタロウ」記述について、深くお考えになりませぬよう。


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